現地8日、アストロズはフィラデルフィア・フィリーズとリッジ、ブラントレットを絡んだトレードを行いました。
クローザーを努めたブラッド・リッジとユーティリティーとして活躍したエリック・ブラントレットの2名がフィリーズへ。交換でアストロズに加わったのが、俊足プロスペクトのマイケル・ボーン外野手、パワーがあるプロスペクトのマイケル・コスタンゾ3塁手、タフな中継ぎ右腕のジォフ・ギアリー投手の3名です。
リッジは、ドラフト指名されてからアストロズ一筋で、えげつない高速スライダーで高い奪三振力をもつ投手で、セットアッパーからクローザーに抜擢され、成功したが故障もあり、今期は満足な活躍が出来ませんでした。2003年のヤンキース戦で、6人継投のノーヒットノーランを記録した人物がまた一人、残念ながらアストロズを去ることとなりました。リッジは、ゼネラルマネージャーがエド・ウェイド氏に代わったとき、何となくこうなる予感がしていたようで、アストロズに未練がないわけではないが、前向きにとらえているようです。
アストロズに移籍したマイケル・ボーン外野手は、2000年にアストロズがドラフト19巡目(全体577番目)で指名しましたが大学へ進学、2003年にフィリーズから4巡目(全体115番目)に指名されプロ入り。2004年にはシングルAで57盗塁を記録して、今期はメジャーで105試合に出場、打率.277、18盗塁とアストロズ待望のリードオフマン候補となりそうなプロスペクトです。
マイケル・コスタンゾ3塁手は、大学時代は投手をしていて14セーブを記録し、なおかつ3割以上、21本塁打を放つ才能を見せていました。2005年にフィリーズからドラフト2巡目(全体65番目)で指名され、プロ入り後は、3塁手として(1塁経験が1度だけあり)活躍し、2007年はダブルAで、打率.270、27本塁打、86打点を記録した、現在アストロズで不足しているの期待の若手3塁手です。
ジォフ・ギアリー投手は、2006年に81試合に登板し、防御率2.96、60奪三振を記録したタフな投手です。2007年は、防御率4.41と落ちたが、元フィリーズのGMだった現アストロズのウェイドGMが呼び寄せた事から、期待の出来る中継ぎ右腕だと思われます。
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故障がなければ移籍もなかったかもしれない
ブラッド・リッジ投手
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