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 [2017/11/01]■アストロズ創立55年で、初のワールドシリーズ優勝!!


現地1日、ドジャースが勝てば、29年ぶりのワールドシリーズ優勝。アストロズが勝てばワールドシリーズ初優勝となる2017年のワールドシリーズ。1970年以来47年ぶりとなる、共に100勝以上の対決となる試合。

アストロズは、大型ハリケーン「ハービー」で甚大な被害を受けた、ヒューストンの街を元気づけようと復興に向けた「ヒューストンストロング(HOUSTON STRONG)」のスローガンを抱え、選手は避難所を回るなどの活動をして、人々を勇気づけ、少しでもつらい思いを、試合を見て忘れられるようにプレイすることを誓いました。また、ダルビッシュ有投手も善意のドネーション(寄付)をしてくれています。

ポストシーズンは、下記の成績であり、ドジャースのホーム試合が4戦、アストロズのホームが3戦ということもあり、ドジャース有利の声が大きいシリーズとなりました。

ポストシーズン成績  試合  打率  本塁打  平均得点  盗塁  先発防御率  リリーフ防御率
アストロズ 11 .247 12  4.0  1 3.10 5.03
ドジャース 8 .273 13  6.0  5 3.19 0.94


【第1戦】 ★ドジャース vs アストロズ (ドジャースタジアム)

大事な初戦は、ドジャースがカーショー、アストロズがカイケルの両エース対決。初回ドジャースの攻撃で、テイラーの初球ホームランで始まった試合となりました。序盤から両投手ともテンポ良く投げる試合。4回にブレグマンがカーショーからホームランを放ち同点となり、次にゲームが動いたのは6回、カイケルからターナーが2ランホームランでスコアは3対1へ。最後はドジャースが、モローからジャンセンの必勝パターンでドジャースが勝ちを奪いました。

試合は、2時間28分と1992年以降で最短の試合時間を記録いたしました。


【第2戦】 ★ドジャース vs ★アストロズ (ドジャースタジアム)

アストロズ先発のバーランダー、ドジャースのヒル、共に良いピッチングの試合。アストロズは初回ブレグマンのヒットで1点を先取。5回には前田健太投手が登板しアストロズ打線を完璧に抑え、その裏に、ドジャースのピーダーソンがソロホームランで同点。さらに6回にはバーランダーからシーガーが2ランホームランで勝ち越します。

早めの継投策に出たドジャースは、8回からクローザーのジャンセンを投入します。アストロズは、ブレグマンの2塁打とコレアの安打でジャンセンから1点を奪います。そして9回にはゴンザレスがジャンセンから値千金のソロホームランを放つと、ドジャースは10回からジャンセンに代えて、2013年にアストロズでデビューしたフィールズがマウンドへ。すると、アルトゥーベがホームラン、続くコレアにもホームランを打ち2点を奪います。

9回からマウンドに立ったクローザーのジャイルズ。ドジャースはプイグがソロホームランを打つと、その後ジャイルズが、2アウトからフォアボールとパスボールでピンチを招き、キケ・ヘルナンデスに同点打を打たれ降板。盛り上がるドジャースでしたが、何とかデベンスキーが抑えます。
続く11回、アストロズの先頭打者のメイビンが安打を放つと、ここで盗塁成功。するとスプリンガーが低めの球をうまく打ちホームランで2点をリードします。
その裏、ドジャースのカルバーソンが、デベンスキーからホームランを打ち、打者は9回にジャイルズからホームランを打った強打者プイグ。流れはドジャースに向いたかに思われましたが、粘った9球目を空振りし試合終了。アストロズは、ワールドシリーズ初の勝利を掴みました。

この試合はホームランの数が、アストロズ4本、ドジャース4本の計8本となり、ワールドシリーズ史上初の記録となりました。


【第3戦】 ★ドジャース vs ★★アストロズ (ミニッツメイドパーク)

本拠地に戻ったアストロズ。しかし、ドジャースの先発は、ポストシーズン2勝0敗、防御率1.59と好調を続けているダルビッシュ有投手が相手の試合。
ドジャースのダルビッシュ投手は、なぜか変化球がすっぽ抜ける時がある決まり切らないピッチングをします。2回のアストロズの攻撃に、グリエルが先制のソロホームランを放ち、その後フォアボールと連打で4点を失うと、ロバーツ監督はダルビッシュ投手を交代させます。代わったのは前田健太投手。その前田投手は素晴らしいピッチング。5回にワトソンに交代すると悪送球でアストロズが1点追加します。

好投を続けていたマッカラーズJr.でしたが、6回にノーアウト2・3塁とすると、ベリンジャーを三振で抑えた所で、ピーコックへ交代。プイグのセカンドゴロで1点とワイルドピッチで合計2点を取られます。
その後ピーコックは、ドジャース打線を0点に抑え、アストロズが本拠地初戦に勝利いたしました。

本拠地で勝利したアストロズでしたが、試合後に事件が起こります。ダルビッシュ有投手からホームランを打ったグリエルでしたが、打った後に東洋人を差別するジェスチャーをしていたことが発覚。ダルビッシュ投手は、「パーフェクトな人は存在しない。そこには私も、あなたも含まれる。グリエルがしたことは正しいことではないが、私たちは彼を訴えるよりも学ぶことに力を尽くすべきだと思う。もし、ここから学習することができれば、それは人類にとって大きな前進となる。私たちは素晴らしい世界に住んでいる。だから、ポジティブであり続け、怒りに心を向けないようにしよう。みんなの大きな愛に期待しています。」と大人の対応でコメントいたしました。グリエルは、来シーズン開幕から5試合の出場停止処分となり、自分のしてしまった行動に、ものすごく落ち込んでいました。


【第4戦】 ★★ドジャース vs ★★アストロズ (ミニッツメイドパーク)

ドジャースは、第2戦に25球、第3戦に42球を投げて失点0と好投を続けている前田投手を使わないと判断した試合。
アストロズはモートン、ドジャースはウッドの両先発の投げ合い。ウッドは、6回2アウトまでノーヒットピッチング。しかし、そこでスプリンガーが均衡を破るホームランを放ちます。すると、ロバーツ監督は直ぐに安定しているモロー投手に交代させて見事に抑えます。

ゲームは7回、バッターは不振のベリンジャーでしたが、レフト壁際に2ベースヒットを放つと、今度はアストロズがモートンを交代させます。代わったハリスでしたが、フォーサイスに打たれ同点にされてしまいます。

同点で迎えた9回。アストロズはクローザーのジャイルズをマウンドに送ります。先頭のシーガーにライト前ヒット、続くターナーにはフォアボール、そしてベリンジャーにもセンター前に運ばれ、ランナーを2人残し1失点で降板します。代わったマズグローブは、プイグを三振に抑えますが、フォーサイスを歩かせて満塁策にします。そして、バーンズにライトフライを打たれ1失点。更に、ピーダーソンに3ランホームランを打たれます。
その裏、逆転されることが許されないドジャースは、ここでクローザーのジャンセンを投入します。なんと、2アウトからブレグマンがホームランを打ちますが反撃はここまで。ドジャースは、うまく前田投手を使わずに勝利いたしました。

ジャイルズが打たれて、流れが変わってしまったアストロズ。翌日の試合前、ヒンチ監督はジャイルズをクローザーとして起用しないことをコメントいたしました。


【第5戦】 ★★ドジャース vs ★★★アストロズ (ミニッツメイドパーク)

2勝2敗と勝った方が優勝に大手をかける試合。初回からカイケルは、低めの際どい球をドジャース打線に見切られて3失点をしてしまいます。しかも、相手はドジャースの絶対エースであるカーショー。序盤からドジャースに余裕も見られました。
4回にもカイケルは打たれ点差が4となったところで降板。代わったグレガーソンは、相変わらずの荒れ球でしたが何とか抑えきりました。

その裏、突然カーショーの制球が乱れました。そして、グリエルがカーショーの初球を3ランホームランで4対4の同点にします。しかし、5回にベリンジャーのホームラン等で3点を奪ったドジャース。その裏、カーショーが2アウトまで取り、その後四球を2者連続で出すと、ドジャースのロバーツ監督は、3点リードのカーショーを代えて前田健太投手に交代します。

2日前に42球を投げて好投を続ける前田投手ですが、1日だけの休みと2アウト、1塁2塁という状況での登板で、疲れ&心理状態に気が掛かりました。そして、対するバッターはアルトゥーベ。前田投手が放った7球目は、なんと同点となる3ランホームラン。カーショーと前田両投手の気持ちを考えると、ダメージは少なく無いように思われました。

7回にドジャースが1点を追加すると、8回にスプリンガーのホームランで同点。さらに連打とコレアの2ランホームランで逆転。9対12で迎えた9回に、プイグの2ランホームランとテイラーのヒットで同点に追いつきます。

9回からドジャースは、クローザーのジャンセンを投入。試合が動いたのは延長10回、マキャンがデッドボールで出塁し、続くスプリンガーは粘って四球を選び、2アウト、1塁2塁になり、バッターはブレグマン。そのブレグマンは、ジャンセンの1球目をうまく打ちランナーが帰って、5時間17分というワールドシリーズ史上2番目に長い試合に勝利いたしました。

前田健太投手がアルトゥーベに打たれた3ランホームランは、ポストシーズンで初の失点となりました。


【第6戦】 ★★★ドジャース vs ★★★アストロズ (ドジャースタジアム)

アストロズが優勝に王手をかけてドジャースタジアムで迎えた試合は、強い雨が降り注ぎます。アストロズはバーランター、ドジャースは2戦目でも好投をしたヒル。
2回にグリエルが打席に立つと、ドジャースタジアムはブーイングの嵐。しかも、投手のヒルが投球の間を空けた事もあり、ヒルの1球目が捕手に届くまで、約40秒ほどの長いブーイングがグリエルに向けられました。その後も投球ごとにブーイングが浴びせられました。

試合が動いたのは3回、2アウトからスプリンガーがソロホームランを放ち、ドジャースに嫌な雰囲気が漂います。
バーランダーを中々打ち崩せなかったドジャースですが、6回に先頭打者バーンズにレフト前ヒットを打つと、続くアトリーにワンバウンドのデットボールを与え、勝負強いテイラーにライト前に運ばれ同点とします。更にシーガーは、ライトフライで1点を追加して勝ち越します。

7回表のアストロズの攻撃で、左腕ワトソンが先頭のレディックに四球を与えると、バーランダーの打席にギャティスを送ります。そこでドジャースは、前田健太投手を投入してピンチを抑えきります。
8回裏、バーランダーから交代したマズグローブから、ピーダーソンがソロホームランを放ち2点勝ち越し。そして、8回から登板の絶対守護神ジャンセンが投げて抑えきり、ドジャースがみごと勝利を奪い、勝負は最終戦へと持ち込みました。

ドジャースの地元紙である「ロサンゼルス・タイムズ」の電子版にて、ドジャースのリッチ・ヒル投手(37)が、グリエルに対して個人的な思いがあったとレポートしています。
ヒルは、ファンがグリエルへの不満や怒りを表明する時間を作るため、投球リズムが崩れる可能性があったにもかかわらず、わざと一球ごとにプレーを外したそうです。球場で、予想外の大音量のブーイングになるとは思わなかったそうだが、最善の方策だったとコメントしています。
確かに不満や怒りを声に出す人も沢山居たとは思いますが、周りに合わせたブーイングだったり、王手をかけているアストロズに対するものだったり、グリエルに打ち損じろといった感じのプーイングが、入り混じっていたように感じられました。ドジャースファンは、そんなにマナーが悪い人が居ない印象があるので、余計にそう感じられた試合でした。


【第7戦】 ★★★ドジャース vs ★★★★アストロズ (ドジャースタジアム)

頼みのバーランダーで負けたアストロズ。第6戦の良い流れで、そのままホームで優勝したいドジャース。
最終戦の先発は、ダルビッシュ有投手とランス・マッカラーズJr.投手となる試合。アストロズは、ワールドシリーズ初のオレンジのユニフォームで試合を挑みました。

両チームの投手が、ワールドシリーズの公式球について「球が飛ぶ。すべりやすい。ツルツルしている。」などとコメントしており、実際に縫い目が低いらしく、第3戦に先発してスライダーがかなり抜けてしまい、決まらなかったダルビッシュ有投手は、修正して良いピッチングをするだけとコメントしていました。

アストロズは初回、先頭打者のスプリンガーが3塁を抜けるヒットで出塁。2番のブレグマンはファーストゴロでしたが、ファーストを守るベリンジャーとダルビッシュのタイミングが合わずエラーとなり失点してしまいます。そして、2塁に進んでいたブレグマンは、アルトゥーベの打席で3塁へ盗塁を成功させます。そのアルトゥーベはファーストゴロでしたが、ブレグマンがホームインをして2点を奪います。
グリエルに打席が回るとブーイングが起こりますが、グリエルはヘルメットを取り、ダルビッシュに気持ちを伝え、ダルビッシュも分かっているというような仕草をグリエルに返しました。

2回には、先頭のマッキャンが四球を選んで出塁。続くゴンザレスに右中間に運ばれ2塁3塁のピンチになります。そして、ピッチャーのマッカラーズJr.の打席では内野安打に打ち取りますが、3塁ランナーが帰って追加点とすると、1番のスプリンガーに、ワールドシリーズ5本目となるホームランを打たれ、無念の交代となってしまいます。交代したモローは見事に抑え、3回からはエースのカーショーがマウンドに上がりました。

3回の裏ドジャースは、先頭シーガーがセンター前ヒット、ターナーには2連続となるデッドボールで出塁します。このチャンスに4番のベリンジャーに打席が回りましたが三振を奪ったところで、マッカラーズJr.からピーコックへ交代。プイグ、ピーダーソンを見事に抑えました。

ドジャースは、5回にもチャンスを作ります。1アウトからシーガーがフォアボールで出塁。続くターナーもレフト前にヒットを放ちます。バッターがベリンジャーの所で、アストロズは左腕のリリアーノにワンポイント登板させます。そして、デベンスキーがプイグをファーストライナーで抑え失点を免れます。

6回からアストロズは、モートンをマウンドに送ります。先頭打者ピーダーソンがセンター前ヒット。続くフォーサイスはフォアボールで出塁。そして、打者がカーショーの所で、代打にベテランのイーシアーが打席に立ち1点を返します。チャンスは続きますが、テイラーが三振、シーガーはモートンの159キロの球を打ち、バットが折れて内野ゴロに終わりました。

ドジャースは7回からは、なんとジャンセンを登板させます。8回からは第4戦に好投したウッドを登板させ0点に抑え反撃を待ちます。
アストロズは7回から、カイケルそしてバーランダーもブルペンで待機しましたが、最後は、球の調子が良かったモートンが投げ切り、アストロズが初のワールドシリーズ優勝を決めました!


ALCS  球場 ビジター 結果 ホーム 先発投手
第1戦 ドジャースタジアム アストロズ 1-3 ★ドジャース ダラス・カイケル vs クレイトン・カーショー
第2戦 ドジャースタジアム ★アストロズ 7-6 ドジャース ジャスティン・バーランダー vs リッチ・ヒル
第3戦 ミニッツメイドパーク ドジャース 3-5 ★アストロズ ダルビッシュ有 vs ランス・マッカラーズJr.
第4戦 ミニッツメイドパーク ★ドジャース 6-2 アストロズ アレックス・ウッド vs チャーリー・モートン
第5戦 ミニッツメイドパーク ドジャース 12-13 ★アストロズ クレイトン・カーショー vs ダラス・カイケル
第6戦 ドジャースタジアム アストロズ 1-3 ★ドジャース リッチ・ヒル vs ジャスティン・バーランダー
第7戦 ドジャースタジアム ★アストロズ 5-1 ドジャース ダルビッシュ有 vs ランス・マッカラーズJr.


球団設立の1962年から55年をへて、ついにワールドシリーズ優勝を決めたヒューストン・アストロズ。
大型ハリケーン「ハービー」の被害にあったヒューストン。そのためにも戦ったアストロズ選手たち。

ワールドシリーズのMVPには、シリーズ通算打率.379、第4戦から4試合連続本塁打、シリーズ史上最多本塁打のタイ記録(レジー・ジャクソン/1977年ヤンキース、チェイス・アトリー/2009年フィリーズ)となる5本塁打を打った、ジョージ・スプリンガー外野手が選ばれました。

ワールドシリーズとしては、今シリーズに両チーム合計25本のホームランが打たれ、2位の21本塁打(2002年)を抜き、歴代1位を記録いたしました。

今季7月末まで活躍を見せてくれた、青木宣親選手にもチャンピオンリングが送られます。








ついに、ワールドシリーズを制覇したアストロズ!



喜びを新たにするアストロズ選手たち!



バーランダーも、ついにチャンピオンになりました!



チャンピオンフラッグを振るオービット!




このページはメジャーリーグ「ヒューストン=アストロズ」を応援するサイトです。
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